16/4/25
イヴリー・ギトリスの世界 協奏曲&ソロ Ivry Gitlis, World of Concerto & Solo
UP COMING
Event Details
1922年生まれ。ヴァイオリン演奏史黄金の10年に生まれた20世紀最後の巨匠。前代未聞、決して見逃せない九十三歳のソロリサイタル&協奏曲!
「イヴリー・ギトリスが2009年に85歳で当時久々の来日を果たし、キエフ国立フィルとのチャイコフスキーの協奏曲で喝采を浴びてからはや7年。その間、3つのオーケストラと協奏曲を4度演奏、11度のリサイタルと7回の室内楽公演を開催し、昨年まで実に22回もの演奏会を国内各地で行ってきた。2011年の東日本大震災直後に自費で来日して以来毎年のように被災地を訪れるなど、私たちにとってはかけがえのない友人であり恩人でもある。今年はパリのテロ事件のあった現場にも赴き、追悼演奏を行った様子が日本でも報道された。そんな偉大なギトリスの、何と93歳での来日は驚くばかりだが、『ギトリス節』と呼ばれる独特のアゴーギクは今も健在で、今回も、お馴染みクライスラー等の小品、ベートーヴェンのスプリング・ソナタや東京交響楽団との協奏曲を聴けるのは本当に楽しみである。あくまでも一演奏家として活動しているそのプライドから『年のことは言うな!』と釘を刺されているが、伝説的な演奏家を輩出し続けた『黄金の10年』に生を受けた最後の巨匠であり、マエストロへの敬愛を込めて敢えてその凄さを強調したい。20世紀最後の巨匠、偉大なる芸術家の『いま』をご体験あれ!」(チラシより)
…今年も「おかえりなさい」マエストロ。毎年お祝いしたいぐらい、その存在だけでもすでにレジェンド!熱狂的なファンが多く、ソロ公演は残席わずか。
<イヴリー・ギトリス×東京交響楽団> Ivry Gitlis ×Tokyo Symphony Orchestra conducted by Nikolai Diadiura
日時:4月26日(火)19:00
会場:東京芸術劇場 コンサートホール(池袋)
料金:¥6500~¥10500
演目:「バレエ組曲<くるみ割り人形>」チャイコフスキー/「詩曲」ショーソン(ソロ:イヴリー・ギトリス)/「ヴァイオリン協奏曲第2番」J.S.バッハ(ソロ:イヴリー・ギトリス)/「交響曲第5番<運命>」ベートーヴェン
<イヴリー・ギトリスの世界 ヴァイオリンリサイタル> Ivry Gitlis’s world Violin Recital piano by Vahan Mardirossian
日時: 5月3日(火)14:00
会場:紀尾井ホール(四ツ谷・麹町・赤坂見附・永田町)
料金:¥7500
演目:「ヴァイオリン・ソナタ第5番<春>」ベートーヴェン/「愛の悲しみ、美しきロスマリン」クライスラー/「タイスの瞑想曲」マスネ/「シチリアーノ」パラディス/「F.A.E.ソナタ」ブラームス/「ニーグン」ブロッホ
予約・問合せ:テンポプリモ TEL:03-5810-7772 ほか各種プレイガイド
公式サイト:http://www.tempoprimo.co.jp/
イヴリー・ギトリス Ivry Gitlis
1922年ハイファ生まれ。12歳でパリ音楽院を首席で卒業。その後もエネスコ、ティボー等、名ヴァイオリニストの下で研鑽を積む。19世紀の演奏様式、音楽感を伝える希少な演奏家で、カザルス、ハイフェッツ、ゼルキン等歴史上の名匠をはじめ、アルゲリッチを始め、バレンボイム、メータ、インバル、デュトワ、ニューヨーク・フィル、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル等、多くの一流演奏家と共演を行っている。レコーディングの経歴も豊富で、日本ではアルゲリッチ音楽祭ライヴ・ソナタ集、カザルスホールの無伴DVD、名盤「24のカプリース」CD、チャイコフスキー協奏曲DVDもリリースされた。2011年の東日本大震災直後に来日し、仙台・石巻で慰問演奏を行い、外務省より感謝状を授与されている。92歳となる今年もフランス、イギリスをはじめヨーロッパ各国でリサイタルを行う等、依然現役最高齢のヴァイオリニストは健在である。ユネスコ親善大使。