19/7/9
東京シンフォニエッタ第45回定期演奏会「イスラエルからの風 <全曲日本初演>」Tokyo Sinfonietta the 45th subscription Concert “Wind from ISRAEL”
UP COMING
Event Details
東京シンフォニエッタは、現代の音楽へ様々な問題意識を持ったメンバーによって構成されるソリスト集団。フランスを始め、海外での評価も高い。1994年創立。
「今回の定期演奏会は『イスラエルからの風』というテーマで、イスラエル出身の現代作曲家の作品を特集する。東風、西風と言われるが、東西文化の交点でそのどちらにも属さないはっきりしたアイデンティティーを持った国、イスラエルからの風を東京シンフォニエッタが「帆」となって受け、今後の音楽文化の進む方向を考えたい。」(主催者メッセージ)
日時:7月10日(水)19:00開演
会場:東京文化会館 小ホール
料金:全席 自由 一般4000円 学生2000円
予約:東京コンサーツ TEL:03-3200-9755
演目:(全曲日本初演)
ダン・ユハス 「リパーカッションズ」/ イオセブ・バルダナシュヴィリ 「ヴェルディバ....」/ ルーベン・セルッシ「レ=ゾナンス」/ ヤイル・クラータク 「空間はあり余っている」
指揮:板倉康明 / ホルン:有馬純晴/ 演奏: 東京シンフォニエッタ
<作曲家紹介>
ダン・ユハス Dan Yuhas(1947-)
ハンガリーに生まれ、テルアビブ大学で学んだのち、ロンドンとパリで研鑽を積む。1991年、イスラエル・コンテンポラリー・プレイヤーズを設立。2011年にはズービン・メータ指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団によって《リフレクションズ》が初演され、2014年にアルディッティ弦楽四重奏団らが演奏する室内楽作品集のCDがVERSOから発売された。テルアビブ大学ブッフマン=メータ音楽学校作曲科で作曲と対位法を教える。
イオセブ・バルダナシュヴィリ Josef Bardanashvili(1948-)
1948年、ジョージアのバトゥミに生まれる。トビリシ音楽院で学び、1976年に作曲の博士号を取得。1995年からイスラエルに定住。さまざまな編成の作品に加え、舞台音楽の創作に力を注ぎ、50の映画、55の演劇のために作曲。現在はテルアビブ大学とエルサレム音楽舞踊アカデミーで教鞭を執る。同名の自作のオペラにもとづく交響詩『千年紀末への旅』(2005)は2015年、ズービン・メータ指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団によって演奏された。
ルーベン・セルッシ Ruben Seroussi(1959-)
ウルグアイに生まれ、1974年以降イスラエルに在住。テルアビブ大学でレオン・シドロウスキに学ぶ。その作品はアンサンブル・ニケル、アンサンブル・コントルシャンなどによって演奏されている。ギタリストとしても活動し、古典から現代まで幅広いレパートリーを手がける。2017年、メイタル・アンサンブルによる室内楽作品集のCDがNEOSから発売された。2003年よりテルアビブ大学ブッフマン=メータ音楽学校作曲科主任。
ヤイル・クラータク Yair Klartag(1985-)
イスラエルに生まれ、テルアビブ大学でルーベン・セルッシ、バーゼル音楽院で学ぶ。現在、ゲオルク・フリードリヒ・ハース指導のもとコロンビア大学博士課程に在籍。第31回入野賞の受賞作《双極性無秩序》(2010)は翌年東京シンフォニエッタによって世界初演が行われ、2018年には現代音楽祭「ウルトラシャル・ベルリン」でエンノ・ポッペ指揮ベルリン放送交響楽団により《重力の力で》(2013)の5度目の再演が行われた。