「今夜なに食べる?」 ―イスラエルのゲイカップル外交官が、和食材でオリジナル料理―
"What shall we eat tonight?"
-Israeli gay couple diplomat cooks original dishes with Japanese ingredients-
元イスラエル大使館文化担当官のアリエさんとそのパートナーのノアムさんが、日本の食材を使ったステキな家庭料理を紹介します。
ユダヤ・アラブ・欧米など多国籍文化を背景に、イタリアやギリシアのように地中海の風土と伝統をもつイスラエルの食文化。その“イスラエルキッチン”の発想で「蕎麦」「胡麻」「葱」「魚」「米」など日本の家庭でお馴染みの和食材を、大胆かつ斬新にバージョンアップ!
またLGBTQ先進国であるイスラエルならではの、多様性あふれるキッチントークも興味深いです。
日本とイスラエルの、食のマリアージュを是非お楽しみください。
第一弾「蕎麦」を皮切りに、今後シリーズ続々発表予定!
出演:アリエ・ロゼン(イスラエル大使館文化・科学担当)/ ノアム・レヴィンゲル(イスラエル大使館)
ディレクター・編集 有村タカシ
撮影 川口晴彦
アシスタント 石塚達也
翻訳協力 上埜すみれ
プロデューサー M.C.BOO
プロデューサー 有馬顕
制作プロダクション 株式会社エル・エー
レシピ
<ロールキャベツごはん>
1 - 米はたっぷりの水に40分間浸し、研いで乾いたボウルに移す。残りの具材を加え、混ぜる。
2 - 大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸かす。白菜の根元に切り込みを入れ、葉を簡単に切り離せるようにし、沸騰したお湯に2分ほど浸ける。裏返し、さらに1分茹でたら、葉を1枚ずつ切り離す。
3 - 鍋からキャベツの葉を取り出し、板の上に置き、葉の上側の中央の硬い三角形の部分を取り除き(脇に置いておく)、具を薄く並べて、葉をロール状に巻き始める。大きな葉はすべてこれを繰り返す。
4 - 広くて平らなフライパンや鍋の底に、キャベツの葉から取り除いた小葉と主な硬い部分を敷き、その上に詰め物をしたロールキャベツを一列に並べる。 オーブンを190度に加熱する。
5 - キャベツにレモン汁をかけ、ブイヨンをかけてオリーブオイル、にんにく、塩、こしょうを加え、にんにくを加える。アルミホイルで鍋を覆い、オーブンで45分間加熱した後、蓋を開け、再びブイヨンをかけ、さらに45分間加熱する。
<ダブル・ライスボール>
*米を炊く
1. 鍋に油を注ぎ、米、塩、ターメリック、スパイスを加えて混ぜ合わせたら、熱湯を注ぎ、鍋に蓋をして弱火で15~20分、米が水分を吸ってやわらかくなるまで炊く。ボウルに移し、室温まで冷ます。
2. 広めのフライパンにオリーブオイルを注ぎ、みじん切りにした玉ねぎを加え、強火で5~6分、軽く黄金色になるまでかき混ぜながら炒める。
3. セロリを加え、少ししんなりするまでさらに2分ほど炒める。
4. ひき肉をフライパンの片側で触らずに2分ほど焼き色をつけ、その後、黄金色になるまで混ぜながら炒め始める。
5. スパイスを加える。火を止めて冷まし、冷蔵庫で完全に冷やす。一晩おくと尚美味しい。
*コーティング
1. 冷めたご飯を手やフォークで軽くつぶす。
2. 鶏胸肉のひき肉と小麦粉を米の入ったボウルに加える。
3. 生地状にする。しっとりとした食感で、少し粘り気があるが、ベタベタしない程度に。
4. 濡らした手で、混ぜ合わせたご飯をピンポン玉大に取り出します(重さ45~50g)。
5. 親指で凹みを作り、親指で縁を押して膨らませ、小さなポケットのような形にする。
6. そこに具をひとつかみ乗せる。肉を少し押さえ、縁を軽くつまむようにしてしっかりと閉じます。ボール状に丸め、平らにする。穴が小さい場合は、具を少な目に。
7. ボールを作っている間に、広く平らな鍋に揚げ油を熱する。
8. 熱した油の中に4~6個のボールを入れる。両面に焼き色がつくまで5~6分ほど揚げキッチンペーパーにボールを取り出す。
9. すぐに盛り付ける
材料
<ロールキャベツごはん>
<材料>
キャベツ 適量
(以下フィリング用)
米 3/4 カップ
ひき肉 350グラム(肉の種類は何でも可)
パセリのみじん切り 4本
ニンニクのみじん切り 2片
トマトペースト大さじ2
ミントの葉のみじん切り 一握り
オールスパイス 小さじ1/4
シナモン 小さじ1/4
クミンパウダー 小さじ1/2
みじん切りのトマト 2個
ハリッサ 大さじ2(スーパーで購入可能)
塩
ブラックペッパー
オリーブオイル 1/4カップ
(ソース用)
つぶしたニンニク 2片
レモン汁 2個分
塩
黒コショウ
オリーブオイル 大さじ2
ブイヨン(ミートストック) 適量
<ダブル・ライスボール>
材料>
(ライスフィリング用)
油 大さじ2
米(よく洗ったもの)2カップ
熱湯 4カップ
塩 大さじ1
オールスパイス 小さじ1/2
ターメリック 小さじ1/2
(ライスコーティング用 )
炊いた米
鶏胸肉のひき肉 200グラム
小麦粉 1/2カップ(70グラム)
(詰め物用)
牛挽き肉 1/2キロ
セロリの茎(葉付き) 2本 みじん切り
玉ねぎ(中) 2個 皮をむいてみじん切り
オリーブオイル 大さじ5
シナモン 小さじ1/2
白こしょう 小さじ1/2
塩・黒こしょう
揚げ油(揚げ物用
©Noam Levinger
アリエ・ロゼン(元文化・科学担当) Arieh Rosen, Former Culture & Science Affairs Attache
イスラエルで兵役を経験後、 ギルドホール音楽演劇学校(ロンドン)で舞台芸術を学ぶ。
2006年にナショナルシアター(ロンドン)にてアシスタントとして勤務。
その後、ナラガット・センター(テルアビブ)、カルチャー・デパートメント・プロダクション(テルアビブ)、在テルアビブのポーランド文化センターにてプログラム担当などを経て、ピラミッド社勤務。
2016年末より2021年末までイスラエル大使館文化・科学技術担当官として勤務。